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日本初の真珠専門鑑定機関 株式会社 日本真珠宝石審査所

電話でのお問い合わせはTEL.0596-23-2848

〒516-0075 三重県伊勢市一志町4-17

会社方針・概要concept

宝石鑑定鑑別機関のあるべき姿

 宝石鑑定鑑別機関のあるべき姿としては、「業者側にも偏らず消費者側にも偏らない、 つまり中立の立場でなければいけない」とされています。勿論 宝石鑑別(本物か否かの区別)においては、明確な答えがある以上どちらの味方でもなく、どちらの味方にも成り得ないのです。
 しかしここであえて問題にあげたいのが宝石鑑定(品質評価・グレーディン)に関して、 「中立の立場が果たして最良の立場である」のでしょうか?

 一般的に鑑別機関は、業者さんから商品を持ち込まれ→鑑定鑑別業務→業者さんに返品という経緯を経ます。その後消費者の手元に商品が届きます。またその鑑別及び鑑定に対しての費用は、業者さんから受け取ります。鑑定費用を業者さんから受け取ることゆえ、鑑別機関にとって業者さんが直接的お客さんとなります。 残念ながらそれが大きな勘違いを生じさせ、そして大きな落とし穴を存在させてしまう場合があります。
 というのは、中にはその直接的お客さんへの仕事欲しさゆえの過剰サービスが鑑定結果に影響してしまっている場合があるのです。そしてその販売業者さんのみにメリットがある過剰サービスは、結果的に鑑定書の発行部数に影響し、その「発行部数こそ信頼の証」との誤解を招かせています。
 真珠に関してのみ言えば、花珠鑑別書の乱発がその結果であるとしか言えないのも同業者として情けない現状話です。
 事実 現状の海の環境状態を考えると、花珠(最高品質の真珠)は、それ程多く市場に出回る品ではなく、あったとしても決して安価では入手できない品なのです。

パイオニアとしての使命

 鑑定料金は商品代金とは別途もしくは、商品代金に最初から含まれているのがごく一般的と考えられます。
 つまり鑑定費用はどちらにせよ消費者からいただいているわけです。消費者からいただいた料金をどこの鑑定機関に支払うかが、業者さんの考え及び良識次第となるわけである。

 弊社が、日本で初めてパール・グレーディング・レポート(真珠の鑑定書)を発行したのは1977年10月のことです。おそらく世界初でもあったでしょう。その発行に当たっての経緯は、過去に幾度と専門書にも掲載されましたが、「真珠品質の開示」でありそして消費者の保護を通じ、良識有る業者さんの保護を目的としたものでした。その約10年後に「パール・グレーディング・レポート」の必要性を感じた鑑別業者が追随しました。弊社のポリシーは、間接的ではあるが本来のお客様つまり鑑定料金をいただいている「消費者の対場に立って、グレーディングをするべきである」です。このことは当たり前のようですが、今までに無い発想です。 つまり「業者側にも偏らず消費者側にも偏らない、中立的立場」では決して無いのです。「消費者サイドに偏った立場」です。
 スタッフのグレーダーは「自分が個人で、もし購入するならば・・・」という鑑定眼でグレードしています。自分ならそのグレーディング結果では購入しないと思いつつ鑑定書を発行するようなことは、プロとして決してしてはいけない行為だと考えるのです。確かに直接的なお客さん(業者さん)サイドにたって鑑定業務を進め、業務拡大をも望みたくはなりますが、消費者サイドの立場になって評価し、消費者の事を一番に考えることが、本来の鑑定業務に携る人の使命であり、そのことが宝飾業界発展にも最終的につながる事であると考えます。良識有る業者さんのお陰さまで26年業務を続けさせていただいております。その信念を守り続けることがそれに対する感謝の気持ちであり、それこそパイオニアとしての使命でもあると感じています。

 消費者が消費者のお金で高価な宝石を購入する以上、また鑑定料金を支払う以上、消費者が鑑定機関を指名する日が真近にきていると思われます。

 上記の考えを何卒ご理解頂き、御社の一助になれますことを 心より望んでおります。

                           日本真珠宝石審査所
                             代表  田中 謙次

会社概要


株式会社 日本真珠宝石審査所株式会社 日本真珠宝石審査所

〒516-0075
三重県伊勢市一志町4-17
TEL 0596-23-2848
FAX 0596-28-5435

営業時間
 午前 9時30分〜正午
 午後 2時〜4時30分
 休業日 土・日・祝日